似合わない上着 その3 ~交通安全法話~

前回は、なぜ俊子さんが似合わない上着を着せられるようになったのかを書きました。

俊子さんは似合わないオレンジ色の上着の意味を知り、とても嫌だった上着が父・母の想いであり、教えであることに気がつきました。
そして、俊子さんは上着がとても好きになったのです。

俊子さんの成長とともに体が大きくなり、オレンジの上着を着ることができなくなっても弟や妹が着ています。
父・母の教えが俊子さんの弟や妹にに引き継がれています。俊子さんは、今でも外出するときは目立つ物を身につけるようにしています。
俊子さんには小学校時代の父・母の教えがあるからこそ、今も交通ルールを守り安全に過ごすことができています。

俊子さんにとってオレンジの似合わない上着は父母の恩なのです。

 

弘法大師空海は四つの恩があると説きました。

1.父・母の恩

2.衆生の恩(生きとし生けるものの恩、つまり、友人や知人の恩)

3.国王の恩(あなたが住んでいる場所が安全で身の危険を感じることがないように政治が安定している恩)

4.三宝の恩(仏・仏の教え・仏の教えを伝える人の恩で幸せな生活をすることができる恩)

 

あなたが小学校時代の父母の恩で安全に通学することができました。(父・母の恩)
そして、近所の人や友だち、通り過ぎていく人が見守ってくれているから安全に通学することができました。(衆生の恩)
国が交通に関する法律を作り、信号機や横断歩道を整備してくれているから安全に通学することができました。(国王の恩)
交通安全祈願祭など見えないものに対して信仰することで安全に通学することができました。(三宝の恩)

四つの恩に感謝して今年も交通安全で過ごしてほしいものです。