新刊『人を想うこころ』ちょい読み 四七日の御本尊 普賢菩薩

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

四七日忌の御本尊 ~普賢菩薩(ふげんぼさつ)~

四七日忌(よなぬかき)に導いてくださる仏さまは普賢菩薩(ふげんぼさつ)です。

三七日忌(みなぬかき)の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)と同様、あなたにとってあまり聞き慣れない仏さまの名前ではないでしょうか。
三七日忌で仏教の教えを凝縮した経典(きょうてん)を学んだ故人は、四七日忌で普賢菩薩に導かれ、教えを実践することの意義を教わります。

普賢菩薩

信号に例えてみましょう。

車を運転しているとき、黄色信号になればどうしますか?
ブレーキを踏んで止まる人、赤信号にならないうちに交差点を走り抜ける人、いろいろな方がいます。

道路交通法という法律では、黄色信号は「気をつけて止まれ」です。
もう少しで赤信号になるから早く行け!ではありません。

黄色信号で車は止まらなくてはいけないと知っていても、止まらなくては意味がありません。
三七日の御本尊であった文殊菩薩(もんじゅぼさつ)に仏教の知恵を授かったとしても、実践できなければ意味がないと四七日の御本尊である普賢菩薩(ふげんぼさつ)が教えてくださるのです。

新刊『人を想うこころ』ちょい読み 供養の心

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

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なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

故人を忘れないことが供養の心

 

お祖母ちゃんの遺影

さて、私が文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の話をご遺族にすると、
「亡くなったお母さんも、お経の勉強をしているのかしらね。お母さんは生前あまり勉強しなかったから、困っているのではないのかしら。急に勉強しろと言われても、できないものね」

そしてご遺族は、懐かしそうに亡くなったお母さんの遺影(いえい)を見つめながら言いました。

 

「私があたふたと霊供膳(りょうぐぜん)やお菓子、果物を供えていると『まだできないの?』とせっかちな母に言われている気がする」、「私が家の電気を消して帰るときは、母が一人になるから寂しそうに見える」

 

故人は九十歳を超えての大往生(だいおうじょう)でしたが、子どもにとって親はいつまでも元気にいてほしいものです。ふとしたことから、亡き親を思い出すことを偲(しの)ぶというのですね。

いつまでも故人のことを偲(しの)んで、交わした会話や口ぐせなどを語り合いたいものです。
「故人を忘れないこと」が供養の心なのです。

新刊『人を想うこころ』ちょい読み 三七日の御本尊 文殊菩薩

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

三七日の御本尊 ~文殊菩薩~

故人は、仏さまからいろいろなことを学びながら旅を続けていきます。

故人が三七日忌(みなぬかき)に導いてくださる仏さまは文殊菩薩(もんじゅぼさつ)です。

文殊菩薩

観音さん(観世音菩薩)やお地蔵さん(地蔵菩薩)、阿弥陀さん(阿弥陀如来)、お薬師さん(薬師如来)ぐらいは聞き覚えのある仏さまの名前だと思います。しかし、文殊菩薩はあなたにとって、あまり聞き慣れない仏さまの名前ではないでしょうか。

ことわざに、「三人寄らば文殊(もんじゅ)の知恵」とあります。この「文殊(もんじゅ)」の語源になった仏さまが文殊菩薩です。文殊(もんじゅ)の知恵というぐらいですから、文殊菩薩は知恵を司(つかさど)る仏さまです。

文殊菩薩の姿を描くとき、左手に持った蓮花(れんげ)の上に経典(きょうてん)を載せます。つまり、文殊菩薩は経典を司る仏さまなのです。

新刊『人を想うこころ』ちょい読み 秘密の印をこっそり教えます

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊予定です。

発刊に先立って本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

釈迦如来の秘密の印をこっそり教えます

釈迦如来(しゃかにょらい)が結んでいる秘密の印について、ちょっぴり紹介します。

釈迦如来

 

釈迦如来は、右手をあげて手のひらをこちらに向けています。これは施無畏(せむい)の印(いん)といいます。

施無畏(せむい)とは、あなたを怖(おそ)れや煩(わずら)いのない平安な状態にするという意味です。

 

釈迦如来の左手はへそのあたりで手のひらを上に向けています。

これは与願(よがん)の印(いん)といいます。

与願(よがん)とは、仏さまがあなたの願いを聞き届け、希望を与えてくださるという意味です。

 

つまり、釈迦如来は施無畏の印で

「なにも怖れることはない。煩いのない平安な状態になることができる。あなたの願いを聞き遂げるので、希望を持ちなさい」

と、言っておられるのです。

 

新刊『人を想うこころ』ちょい読み 二七日の御本尊 釈迦如来

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊予定です。

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なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

二七日の御本尊 ~釈迦如来~

死出の旅に出た故人は、不動明王に守られた七日間を終え、仏教の開祖(かいそ)である釈迦如来(しゃかにょらい)のもとへ入門願いに行きます。

そして、故人は釈迦如来に「私はこの道を歩いて行っていいのでしょうか」と聞きます。

釈迦如来

 釈迦如来は故人に「よく来ましたね。何も畏(おそ)れなくて良いのです。悟(さと)りを目指すあなたの願いは必ず成就(じょうじゅ)するでしょう」と優しく諭(さと)してくださるのです。

新刊ちょい読み 空海が初めて日本に持ち込んだ仏さまとは?

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊予定です。

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なぜ、恩が大切なのか。
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空海が初めて日本に持ち込んだ仏さま ~不動明王~

空海は、密教を授かるために遣唐船で中国に渡りました。

当時の航海技術は未熟なもので、文字どおり風任せ、波任せでした。中国へ向かうため日本を出発した遣唐船は4隻の船団を組んで出港しました。

しかし、中国へたどり着いたのは空海を乗せた船と最澄を乗せた船だけでした。残りの2隻は行方知れずとなってしまいました。

空海が中国から日本に帰るとき、船縁に不動明王を安置しました。鬼のような形相をしている不動明王を見て、船員たちは仏さまであると言われても信用しなかったことでしょう。

やがて波が荒れ始め、空海を乗せた船は木の葉のように波間を舞い始めました。空海は一心に不動明王の祈ったところ、不動明王が持つ刀で波頭を切り裂き、船を安全に日本まで導いたと言われています。

波切り不動尊

高野山にまつられている波切り不動尊(なみきりふどうそん)は、空海が中国から日本への帰路において船縁に不動明王を安置した仏さまです。

故人が亡くなって、何はともあれ駆け付けてくださる仏さまは誰ですか?

何はともあれ駆け付けてくださる仏さま ~初七日忌の御本尊~

人が亡くなると、まず駆け付けてくださる仏さまは不動明王(ふどうみょうおう)です。

 一般に仏さまのお顔は、どことなく優しく微笑んでいるように見えます。しかし、空海が初めて日本に持ち込んだ密教仏(みっきょうぶつ)の不動明王は、燃えさかる炎を背にして目を怒(いか)らし歯をむき出し、全身で怒りを表現しています。

不動明王

不動明王の姿は、あなたの弱い心を叱りつけるとともに、あなたの身に降りかかってくる災難や病気などを断ち切ってくださる力を示しています。

故人もこの世を離れたばかりで不安に駆(か)られていることでしょう。取り急ぎ不動明王が故人の元へ駆けつけ、背負った炎で故人を守ってくださるといわれています。

故人は、不動明王に守ってもらうことができ、安心して二七日忌(ふたなぬかき)までの二週間を過ごすことでしょう。

新刊『人を想うこころ』ちょい読み 初七日とは何ですか?

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊予定です。

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なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

初七日忌とは何ですか

地域の風習により違いがありますが、故人が荼毘(だび)に付された後にご遺族や親族は葬儀会館、あるいは故人の自宅へ帰り初七日忌(しょなぬかき)を行います。

本来であれば荼毘(だび)に付されてお骨になったので、骨供養(こつくよう)、あるいは骨上げ供養(こつあげくよう)を行います。

 しかし、急な葬儀(そうぎ)のため遠方から急遽駆けつけたご遺族もおられるため、命日を含めた七日目が初七日忌(しょなぬかき)に当たりますが、葬儀の後に時間をとって日程を繰り上げた初七日忌を執り行うことがあります。初七日忌

新刊『人を想うこころ』ちょい読み

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊予定です。

発刊に先立って本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

なぜ遺体をお骨にしてしまうのですか

葬儀・告別式が終わり、霊柩車にて火葬場へと送棺されます。火葬場で荼毘に付し、故人はお骨となります。

遺族にとって故人がお骨となってしまうことは、大きな心の負担となります。今まで姿形があった故人が、お骨だけになってしまうのですから。

火葬場

遺体を火葬してしまうことは、つらいことかもしれません。
しかし、何十年という長期間にわたって故人の想い出を残すためには、お骨にすることが最も適しています。

お骨にすることは、清潔なままでお墓に保管することができます。

また、土に埋めるとお骨は自然に還すことができます。

つまり、故人の想いを長く残すために遺体を火葬し荼毘に付すのです。