死生観革命?

前回は、21世紀の産業革命が起こっているという内容の話を書きました。

17世紀の産業革命で機械が発明され、少ない労働力でたくさんの織物を生産できるようになりました。21世紀の産業革命で、人手が必要であった仕事はPCやロボットに取って代わられました。その結果、仕事がない人が増え、将来の展望を描くことができなくなりました。働けば給料が右肩上がりになり、生活が報われるというのは幻想となりました。「初めはカローラ、いつかはクラウン」は死語となってしまいました。今では「カローラも乗れない。車が持てない」のです。

結果として、思考が変わってしまいました。幸福から始まるストーリーが、不安から始まるストーリーに変化していったのです。

あなたは亡くなったとき、どうなっていたいでしょうか。「もう一度やり直したい」と後悔するでしょうか。「もうこんな人生はまっぴらだ」と思うでしょうか。

私は、お坊さんとして亡くなった方の枕元へ赴き故人のご遺体と対面します。故人の顔には、生き方がそのまま表れているように感じます。有名製造メーカーの営業マンとして定年退職間を迎えたけれど、自分の思うような人生でなかったと悔やむ顔もあれば、農家に生まれて田畑を耕すことに一生を費やして面白おかしいことは何もなかったかもしれないけれど、うっすら微笑んでいる顔もあります。

あなたは、亡くなったときどのような顔になっていたいでしょうか。それを決めるのは、あなたの死生観なのです。
不安から始まるストーリーを、「これでよかったのだ」と満足できるストーリーに変えていくことができるのは、あなたの死生観なのです。

今は、死生観革命の時代なのです。