色即是空 その6(最終回)

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

仏教は色即是空であるという質問に、私が答えました。

 

色即是空(しきそくぜくう)の「色(しき)」というのは、「目に見えるもの、そこにあるもの」という意味です。

あなたは、目に見えるものに煩(わずら)わされています。
「ブランドのハンドバッグが欲しい」「車が欲しい」「アクセサリーがほしい」「かわいい洋服がほしい」など。
あなたに見えているものは、そこにあるだけです。あなたが自分のものにしようとするから欲が生まれて煩(わずら)わしいのです。

もし、全部「そこにあるだけだ」と思うことができたなら、自分から「手放す」ことができます。すると、自分の中がカラッポになり、何の煩(わずら)いもなくなるのです。これを空(くう)といいます。

般若心経

空(くう)とは空(から)っぽの容器のようなものです。何も入っていないので、生まれることもない、無くなることもない、垢(あか)がつくこともない、きれいになることもない、増えることもない、減ることもない、知覚することもない、怖がることもない、煩(わずら)いのない状態のことです。ですから、煩(わずら)いのない状態を「空(くう)」と言うのです。「色(しき)」も「そこにあるだけ」なら自分の中はカラッポとなるので、「空(くう)」ですよね。だから、「色(しき)は即(すなわ)ち是(こ)れ空(くう)なり 空は即ち是れ色なり」となるのです」

全部、そこにあるだけだと思うことができたなら、自分から手放すこともできます。すると、何の煩(わずら)いもないのです。