色即是空 その2

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

色即是空 空即是色 その2

 

お釈迦(しゃか)さまはインド南部(今のネパールのあたり)の王子様に生まれ、何も不自由することのない生活をしていました。

ある時、彼は家来が止めるのも聞かずに、生まれて初めて城の東西南北にあった城門の外へ出てみました。

四門出遊

東の門を出たところに、老人がいました。
「あれは、誰だ」とお釈迦さまは家来に聞きました。
家来は「老人でございます、王子様。人はみな年老いていくのです」と答えました。

お釈迦さまは、
「私もあのような姿になるのか」とたずねました。
家来は「さようにございます。王子様も、私も、誰でも年老いていくのです」

 

次に、お釈迦(しゃか)さまは南の門を出てみました。
門を出たところに、病人がいました。

お釈迦さまは家来に
「あの者は何をしているのだ」
と聞きました。
「病(やまい)に伏せっているのでございます、王子様」と答えました。

お釈(しゃ)迦(か)さまは、
「誰でも病になるのか」と聞きました。
家来は、「さようにございます。いつ何(なん)時(どき)病にかかるのか、分かりません。老若男女を問わず病になります」と答えました。

続く