お彼岸に読みたい仏教のはなし①

ウナギといえば?
土用の丑の日
浜名湖のウナギなどが思い当たります。
もしかすると夜のお菓子という方もいるかも。
ウナギの養殖で有名な浜名湖ではウナギ観音が建立されています。魚の籠を持っているのが特徴で、仏道の殺生を破って生計を立てなくてはいけない漁師たちを憂いて魚を施した慈悲深い観音さまです。
かつてはウナギは高級品で土用の丑の日や客人をもてなすための特別な日に食べるものでした。でも、今はいつでも安価に手には入ります。このため消費量が増えてシラスウナギが減少しています。
ウナギのような限りある資源に対して慰霊祭を行い大量消費の戒めをしています。
仏道修行の1つに戒めを持つ持戒(じかい)があります。お彼岸は仏教週間です。普段の生活をふりかえり使いすぎていないか、もう少しセーブできないかと見直してみたいものです。

水子供養

水子供養にお越しくださいました。
たまたま実家の位牌を見る機会があったそうです。たくさんの繰り出し位牌の中から水子の位牌を見つけ、自分も過去の水子供養をしたいと問い合わせをいただきました。
水子供養にお越しくださった方に地蔵菩薩の話をしました。
幼くして亡くなった子どもは三途の川を渡れずに河原で石を積んでいます。
「1つ積んでは父恋し、2つ積んでは母恋し」と。
そこへ鬼がやってきて子どもたちが積んだ石を倒していくのです。「こんな石を積んでも親には会えないぞ!」
父母に会えなくなった子どもたちがシクシクと泣いているのが賽の河原(さいのかわら)です。
賽の河原へふらりとやってくるのが地蔵菩薩です。地蔵菩薩はシクシクと泣いている子どもたちに「どうしたんだね?」やさしく声をかけます。子どもたちは口々に「石を天高く積めば父母に会えると聞いたのに、鬼が石を倒してしまったので悲しい」と地蔵菩薩に訴えます。
地蔵菩薩は「そうか、そうか。それはつらかったね。私の袖の中にお入り」と子どもたちを袖の中に入れてくれます。子どもたちは地蔵菩薩の袖の中で成仏していくといわれています。
水子供養を終え、気持ちがスッキリしたと穏やかな顔で觀音寺を後にされました。供養の証として散華に地蔵菩薩の梵字を書き入れたものをお渡ししました。

散華を見たときに水子供養の心を思い出してくれますように。

※ 水子供養をしております。詳しくはホームページのお問合せからメールからご相談ください。

緊急ではないけれど重要なことをするために

スケジュール帳に書き込むことは、人と会う予定や仕事の約束、病院やリフレクソロジーの予約、子どもの送迎時間などが多いものです。
私もしなければいけない予定ばかりを書き込まれているスケジュール帳を見て、緊急ではないけれど重要なこと(第Ⅱ領域)の予定が入っていない事に気がつきました。そこで、自分がやりたい第Ⅱ領域のこと、例えば行きたいカフェに行く、オンライン講義の振り返りをする、新しい本の企画を考える、ストレッチをする、受講した心理学のテストを受ける、などを先に書き込みました。この時間は第Ⅱ領域を優先することを決意したわけです。
ところが、その時間になってみると緊急なことに優先順位を奪われてしまいそうになります。第Ⅱ領域を優先させることを躊躇してしまいそうになります。それでも「エイッ」と第Ⅱ領域を優先するとなんだか気持ちいいのです。
空海は「仏はものすごい功徳をもっているので教えを実践するものは必ず楽しみを得ることができる」と説きました。
第Ⅱ領域を優先するためには意思や自制心、誠実さ、決意の原則が必要です。原則を中心に生きれば必ず楽しみを得ることができるはずです。

棚経の御礼

觀音寺の年間行事で楽しみが半分、気合いでかからなくてはいけないのが半分なのが棚経(お盆のお参り)です。

今年は暑さが尋常ではなかったですね。
檀家さん「暑いですね」
私「暑さが堪えますね」

こんなやりとりを毎日繰り返しました。

棚経しかお目にかかることができない檀家さんも多いので、お参りというよりは様子伺いをしている感覚です。

ごく稀に「お金を集めて回っているだけではないか」という声を聞きます。私の心持ちが足りないのだと反省します。

棚経でも葬儀でも法事でも「心を込める」ことを信条としています。自分の本に「心を込める」とサインを入れながら想いを新たにしています。

また、来年も棚経を終えることができますように。