なぜ、観世音菩薩という名前がついたのですか?

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

なぜ、観世音菩薩という名前がついたのですか?

観世音菩薩は、相手に応じてその姿を変えて救いの手をさしのべ、すべての生きとし生けるものを救うとされています。

観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)は困っていたり、悩んでいたりする人が口から思わず漏らす「うーむ」や「あーあ」など声にならない声を観察しています。

たとえば、あなたが親しい友人と些細(ささい)な行き違いでトラブルになってしまい、胃がキリキリと痛んでいたとしましょう。

胃の痛みは、一定時間の周期で差し込むようにあなたを襲ってきます。あなたが痛みをこらえるとき、気がつかないうちに「うーむ」のように声にならないようなうめきを発しています。

胃の痛み

そのうめき声を発しているあなたのことを、それとなく気遣う人がいると思います。

あなたが気づかないうちに発している、「うーむ」のような声にならない声を観世音菩薩はとても慈悲(じひ)深く、あなたの苦しみの声や救いを求める声をよく観じて聞いてくださるため、世の音を観る「観世音」という名前の由来となりました。