三十五日忌は遺族の応援が必要

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

三十五日忌は応援が必要

人が亡くなった後、旅を続けていくと言われています。どのような旅を続けていくのかを表した十三仏のストーリーを紹介しています。

法事のときに十三仏の掛け軸を準備することがあります。実は13人の仏さまを描く十三仏信仰は日本独特なのです。

十三仏の掛け軸

日本のお隣、中国では導いてくださる仏さまは10人しかいません。
その理由は、故人は毎週のように10人の魔王の前に引き出され裁判を受けると考えられているからです。

しかし、故人が裁判で不利にならないよう弁護士も就いてくださいます。弁護士が仏さまなのです。

五週目の三十五日忌では、10人の魔王の中で最も恐ろしい閻魔大王(閻魔大王)の前に引き出され裁判を受けます。

そして、生前のすべての行いを映し出す鏡の前に立たされるのです。

閻魔大王

故人が秘密にしておきたかったことも、すべて閻魔大王にはお見通しなのです。恐ろしいですね。

さて、閻魔大王に対する弁護士は地蔵菩薩です。地蔵菩薩は優しそうなお坊さんの姿として描かれますが、丁々発止の裁判で弁護士を務める強者なのです。

故人は地蔵菩薩の弁護を受けていても心細いものです。そこで、遺族は供養をすることで故人に良い行いをさらに追加し、応援することができます。

このため、三十五日忌にはまごころから手を合わせ供養するのです。