六七日忌は、ねぎらいのとき

新刊『人を想うこころ』~人生で大切な恩と供養の話~ が平成29年10月1日に発刊されました。

本書の一部を先読みしてもらえるようブログで公開いたします。
なぜ、供養をしなくてはいけないのか。
なぜ、恩が大切なのか。
本書で気づいてもらえるとうれしいです。


 

六七日忌はねぎらいのとき

翌週に四十九日忌(しじゅうくにちき)を控え、檀家さんにとって六七日忌(むなぬかき)で七日参りも最終回となります。

私は檀家さんに、
「よくお勤(つと)めされましたね」
とねぎらいの言葉をかけるようにしています。

二七日忌を迎えた檀家さん(ご遺族)は、お葬式の緊張も解けないままに当日を迎えます。初めて七日参りを経験する檀家さん(ご遺族)もおられるので、私はどのような流れで七日参りのお勤めをするのか説明するようにしています。

一週間がたつのは早いもので、檀家さんは追われるように次回の七日参りの準備をする必要があります。これを二七日忌から六七日忌まで毎週繰り返すのです。

場合によっては、ご遺族が親族に夕食などの食事の接待をすることもあるので、七日参りにおけるご遺族の負担は少なくありません。

それでもなおご遺族が私に七日参りを希望するのは、故人に対する想いがあるからに他なりません。

お仏壇

親孝行 したいときには 親はなく

川柳(せんりゅう)でも詠(よ)まれる親孝行ですが、亡くなったからこそしてあげたい親孝行があるように私は感じています。ご遺族がなさっている親孝行という恩に対して、私は少しでも報いたいと思うのです。