諸行無常

諸行無常 今日と同じ明日はない

先日一周忌の法要を勤めさせてもらいました。
90歳を越えての大往生でしたが、訃報は突然でした。
1年ほど前に故人の夫に当たる方の13回忌法要を勤めさせてもらいました。
故人は私の斜め後ろ辺りにちょこんと座り、孫やひ孫に囲まれて笑顔を絶やさず、耳もしっかり聞こえておられるようでした。年相応に足腰は弱っているようでしたが、私も「まだまだ長生きされるだろうな」と思ったことを思い出します。
訃報は同年の年末近くにもたらされました。ひとり息子の喪主様はずいぶんと精神的に参っておられるようでした。誰もが思いもよらないことであったようです。
「突然でないお葬式はない」と私は常々言っていますが、故人とご遺族の別れは突然すぎて戸惑いが大きかったようです。
仏教では突然のことは起こりうるものだとして「諸行無常」を説きます。今日と同じ明日は来ないのです。今日見た川の水は2度と同じ水を見ることができません。亡くなってしまったことを悔やむよりも、故人をいつまでも忘れない供養を続けていくことが心の平安を取り戻す近道なのです。
一周忌には故人のひ孫が参列していました。ひいおばあちゃんが亡くなったとき、彼は1歳ぐらいだったはずです。ほとんどひいおばあちゃんの記憶はないはずなので、両親などひいおばあちゃんの記憶がある人が語り継いでほしいものです。