Amazonのお坊さん便はマッチングサービス

前回は、「お布施の金額はお気持ちでが通じない」を書きました。

今回は、Amazonのお坊さん便に話を戻します。
お坊さん便とは、法事や葬式をしたいけれどお寺のご縁がない人と、寺を持たないけれど葬式や法事を通じて人の役に立ちたいと考えるお坊さんを
Amazonに出店しているお坊さん便が仲介するマッチングサービスです。
布施の金額も明示され、費用に関する心配をしなくても良いというメリットがあります。
寺を持たないお坊さんにとって、法事や葬式に呼んでもらえるようなシステムができたことで、どのようにして需要を掘り起こすのかという問題が解決します。

高野山真言宗の寺院数は3,500ヶ寺ぐらいです。1ヶ寺に住職は1名ですから、3500名の僧侶がいればいいという計算になります。
しかし、一般家庭に生まれ育ち、志をもって僧侶となる方も少なからずいます。こういう方は高野山や信者数の多い寺院で職員として勤務するほか、寺はなくとも心だけは僧侶として生活しておられる方もいます。
純粋な気持ちで僧侶になったにもかかわらず、収入源がなく葬式や法事の依頼を心待ちにしている方もいるのです。

では、Amazonのお坊さん便はすべてにおいてすばらしいサービスなのでしょうか。
私は一抹の不安を覚えるのです。